東野圭吾 加賀恭一郎シリーズ 卒業







加賀恭一郎登場第1作です。
加賀がまだ大学生の時の話です。

加賀は大学卒業後、一旦教師になります。
その過程も少し分かります。

父親は警察官で、加賀は警察官か教師か考え、教師を選びます。
また母親はいません。

加賀の家庭環境も知ることができるので、絶対読まなければならない
一冊となります。


男女の大学生が登場し、話は進みます。
仲間の一人である女子大生祥子が亡くなります。
女子寮での出来事で、自殺か他殺か分からない亡くなり方をします。


密室のようですが、実はトリックがありました。
大学生の加賀が徐々に解明して行きます。


さらにはもう一つ事件が起こります。
もう一人亡くなります。

これは茶道での話です。
茶道の話は、東野さんらしいと言えます。
東野さんの奥さんが裏千家の茶人だったこともあり、茶道の話が
出て来ています。


茶道の最中に、一人が亡くなるのですが、そのトリックも加賀が
解明して行きます。

茶道でのトリックは絵の説明もあるので、理解ができるようになっています。
しかし難しく専門用語が出てくるので、絵を見ながら丁寧に読んで下さい。



この頃の加賀はまだ学生ということもあり、推理もなかなか
上手くいきません。

しかし最後には事件解決に向かいます。


話全体は、東野さんの初期の作品ということもあり、話のスピードが
少し遅い印象を受けます。

会話も少し古い感じがしますが、これは昭和61年発行なので
仕方がないかもしれません。

何か松本清張の小説を読んでいる雰囲気も少しあります。


加賀恭一郎登場第1作です。
未熟な加賀を知って下さい。
加賀はこれから成長して行きます。

この第1作から読んで行くことで、加賀の成長が分かります。







第2作「眠りの森」

加賀恭一郎シリーズ

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