東野圭吾 さまよう刃







手紙」は加害者家族ですが、この「さまよう刃」は被害者遺族の
話になります。
また少年法の話にもなります。

娘を殺された父親の復讐劇です。


長峰重樹の一人娘、絵摩がある日、男たちによりレイプされた後
殺されます。

このことを知った長峰は復讐に燃えます。
長峰は妻を亡くし、唯一の肉親であった娘までも奪われます。


娘の絵摩を殺したのは2人います。
まず長峰はそのうちの一人、伴崎(ともざき)敦也のアパートを突き止め
そこで伴崎を殺します。

その時、伴崎の部屋にあったビデオで、娘のレイプシーンを見ます。


伴崎の居場所は、長峰はある密告電話で知りました。
さらにもう一人の犯人、菅野快児(スガノカイジ)の居場所を
伴崎から亡くなる前、少しだけ聞くことができました。

長野県のあるペンションに居るということです。


長峰は長野県へと向かいます。
菅野を殺すために、長野県内のペンションを歩いて捜します。


その長野県で長峰は和佳子という女性に出会います。
長峰が宿泊していたペンションで働く女性です。


この和佳子が長峰の味方をします。

和佳子は宿泊客が長峰だと気が付くのですが、警察には通報せず
長峰を応援します。


和佳子はその後、長峰のためにマンションを用意したり、長峰の

移動を車で手伝ったりと、長峰をサポートします。


しばらくして、長峰の元にまた密告電話がかかってきます。
菅野が潜伏してそうなペンションを知らせる内容でした。


そこに長峰は行こうとします。
そして和佳子も手伝おうとします。


しかしその前に警察が動きます。
警察がその怪しいペンションに先に踏み込みます。


長峰と和佳子が行く前に、警察が踏み込んでいるのですが
長峰と和佳子の行動を和佳子の父、隆明が止めます。


隆明は娘の行動を知っていました。
先回りして止めることになったのですが、隆明も長峰の理解者でありました。


そのペンションには菅野はおらず、長峰の追跡ももう終わりかと
思われましたが、そこでまた密告電話がかかってきました。

それにより菅野の居場所が分かりました。
菅野は上野駅に現れる、ということです。


長峰はもちろん上野駅へと向かいます。
菅野を殺すため、絵摩の仇を取るため上野へと向かいます。


その上野にも、遅れて和佳子も向かいます。
和佳子は一旦長峰に自首を勧めましたが、長峰が上野に行くことを
知って、追って来たのです。


そして和佳子は長峰が上野駅に行くことを警察に知らせます。
上野駅で張っている警察は菅野と長峰両方をマークすることになります。


やがて、菅野が上野駅に現れました。
その菅野に、ものすごい勢いで突進する人物がいました。

しかし長峰ではありません。

突進した人物も娘を菅野に奪われたので、復讐に燃えていたのです。
菅野はその突進をかわし、生き延びます。

長峰は少し遅れて来て、菅野を見つけ、殺そうとします。
長峰は本当に菅野を殺すつもりです。

しかし周りには警察がいます。


最後は警察と菅野と長峰の攻防ということになります。
長峰がどうなったのか、どう事件が終わったのか、最後まで読んで
確かめて下さい。



この話も東野さんらしく、最後に大逆転が待っています。
それは密告電話の主です。


誰が長峰に密告したのか分からなかったのですが予想外の人物が
密告電話をしていたことが分かります。



その人物の理由も大事になります。



最後の最後まで引き込まれる展開が続きます。
本当に迫力あるシーンの連続となるので、最後までしっかりと読んで
被害者遺族、少年法に付いて考えて下さい。







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