東野圭吾 虹を操る少年







週刊誌に連載していたものですが、本にするまで2年かかったという話です。


白河光瑠(みつる)という少年が主人公です。
生まれた時から不思議な力を持っていた少年です。

光瑠の色彩感覚は人とは違ったもので、才能を持っていました。
学校の成績も抜群に良く、常に成績はトップでした。

高校生になると光瑠の力はさらに発揮され、光を操るようになります。
光楽家(こうがっか)として活躍します。

光にメッセージを込めることに成功し、多くの若者を惹きつけます。
若者たちは光瑠の光なしでは生きて行けなくなります。

光瑠が操る光は、若者たちにとって麻薬のようなものになり問題を引き起こします。

そしてこれを問題視した団体が光瑠の光の演奏を邪魔しようとします。
そこで事件が起こります。

光瑠の演奏を妨害しようとして爆発騒ぎがあり人が亡くなります。


この団体の正体が重要となってきます。


話はこの団体対光瑠という構図で進んで行きます。
光瑠を何とかして利用したい者たちと、光瑠を応援する若者たちが対立します。

これは殺人事件を大きく扱うものではないので、通常のミステリーとは異なります。


最後は大逆転という感じではありません。
話が進んで行き、ある程度の盛り上がりを見せて終わる、という感じです。


ミステリーではないので、犯人捜しなどではないのですが、光瑠がどうなったのか
読んで行くと分かるようになっています。


これは簡単に言えば光瑠という少年の話です。
生まれた時から、光楽家として活躍するまで、という話です。

そして東野さんらしく家族の話にもなっています。
光瑠の家族の話、光瑠の周りの若者たちの家族の話と、家族がやはり出てきます。

不思議な力を持つ子供を持った親の悩みや、おかしなことをする子供がいる親の
悩みなども出てきます。

子供は中高生になります。
親から見た中高生の話とも言えます。

色々な読み方ができる本ですが、ミステリーではありません。
読んで、その内容を確かめて下さい。







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