東野圭吾 加賀恭一郎シリーズ 眠りの森







加賀恭一郎第2作目です。
刑事としては初登場です。


警視庁捜査一課の加賀恭一郎です。


バレエ団の話です。
バレエ団の建物内で、強盗騒ぎがあり人が亡くなります。

正当防衛で決着を見そうでしたが、事件は意外な展開を見せます。


バレエ団の話が最初から最後まで続きます。
この話でバレエ団、バレエ界を知ることができます。

東野さんは1年で20回くらいバレエを見に行ったということです。
バレエ界をかなり詳しく知っていないと書けない内容となっています。

また加賀が出て来ていますが、東野さんによると「ちょっとしたいたずら」という
ことです。


当初は加賀恭一郎をシリーズ化するなどとは考えていなかった、ということなので
この本は加賀恭一郎のシリーズ化を宣言する話とも言えます。




さて、話ですが、まず正当防衛かどうかということなのですが、そこから話は発展し
他にも事件が出てきます。

さらに人が亡くなり、殺人未遂も起こります。


色々な事情が絡み合い、なかなか真相にたどり着けないのですが
加賀が少しずつ真相に近付きます。


刑事となった加賀が見せる最初の推理です。
加賀らしく、徐々に真相に近付いて行きます。


この話では、加賀とバレリーナの女性との関係も大事になります。
未緒というバレリーナがいるのですが、この女性に加賀は気を
惹かれて行きます。


学生時代の恋人とは分かれており、加賀の気持ちは未緒の方に
傾いて行きます。

しかしそこは加賀恭一郎シリーズです。
加賀と未緒の関係は、そう簡単には急接近しません。

どうなるのかは、最後まで読むと分かります。


またこの話でも加賀の父親が出てきます。
父親も元刑事で、加賀が父親にアドバイスを求める場面があります。
加賀と父親のやり取りも読んで下さい。




加賀と未緒の2人の関係も気になるところですが、東野さんらしく、色々なところに
伏線が引かれています。

最初の方でも伏線があります。
何気ない話が最後に繋がってきます。


また、最後の最後で逆転があります。
最後には加賀の推理が真相を突き止めます。


この頃から東野さんらしい展開を見せるようになっています。

また、第1作よりかは話が流れるようになっており、読みやすくも
なっています。


加賀の成長というよりも、東野さんの成長を感じることができる話です。


伏線があるので、最初から丁寧に読んで下さい。







第3作「どちらかが彼女を殺した」

加賀恭一郎シリーズ

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