東野圭吾 手紙







加害者家族の話です。
殺人を犯した兄を持つ、弟の話が中心となります。

この二人には両親はいません。
両親ともに既に亡くなっています。


兄の剛志は弟の直貴の大学進学のために強盗をします。
しかし家人に見つかり、その人物を殺してしまいます。

兄はすぐ警察に捕まり、刑務所に入ります。
話のほとんどは、兄が刑務所に入ってからとなります。


兄が刑務所に入った時、弟の直貴は高校生でした。
しかしこの時から兄の影響を受けます。


殺人犯の兄がいるということで、学校にもいづらくなり、住んでいた
アパートの家賃も払えなくなります。


弟の直貴はアルバイトをしますが、殺人犯の兄がいることがばれ
アルバイトを辞める羽目になります。


直貴は大学進学を諦め、就職しますが、なかなか良い就職先は
見つかりません。

働き先を何とか見つけますが、そこでも殺人犯の兄がいることが
問題になってきます。


しかし直貴はある時、大学の通信課程に入ることを決めます。
そして通信課程に入ります。


働きながら学ぶという生活を始め、さらにそこで音楽と出会います。
バンドに参加した直貴はボーカルを務め、プロデビュー間近まで行きます。

しかし殺人犯の兄がいるということが知れ、直貴のプロデビューはなくなります。


直貴はその後、大学の通信課程から通学過程に編入します。
つまり普通の大学生になったのです。
ちなみに大学はガリレオと同じ帝都大学です。

帝都大学について細かい話は出てきませんが、東野さんの話らしいです。



直貴が大学生になり、恋人もできますが、殺人犯の兄がいるという
こともあり、その恋人と別れることになります。


直貴は大学を卒業することができ、就職も果たします。
兄が殺人犯ということをごまかして、大手の電器製品の量販店に就職します。

直貴は就職後、結婚し娘もできます。

一家3人で社宅に住むことになるのですが、その社宅でも兄の存在が
悪影響を及ぼします。

結局はそこから引っ越すことになるのですが、子供にまで殺人犯の兄の
影響が出ます。

娘は殺人犯の姪になります。


常に兄の存在が直貴の行く手を阻みます。


しかし直貴が働く会社の社長との出会いから、直貴が徐々に
変わって行きます。

最後の方でこの社長が大きな役割を果たすので、しっかりと読んで下さい。


最終的には直貴はこの会社を辞めるのですが、それは前向きな
退職となります。

その後他の所に就職し、家族の生活も再スタートを切ります。


また、直貴は音楽も再スタートさせます。
昔バンドを組んでいた寺尾から誘いがあり、直貴と寺尾で「イマジン」という
グループを組んで音楽活動をします。

その音楽活動の場が、刑務所への慰問なのです。


直貴は兄のいる刑務所に慰問に行きます。
そこで感動の再会を果たします。

最後の最後で、兄と弟の感動の再会があります。
最後の感動をしっかりと読んで下さい。



この「手紙」という話は、刑務所の兄から弟に送られてくる
手紙のことになります。
兄が送ってくる手紙で弟は苦しめられます。

弟は常に苦しめられますが、最後には弟も考えが変わります。
兄から送られてきた最後の手紙により考えが変わります。

考えが変わったから、兄のいる刑務所に慰問に行ったのです。


弟の変化も大事になるので、最後まで丁寧に読んで下さい。
本当に最後は感動できます。







東野圭吾のページ