東野圭吾 加賀恭一郎シリーズ 麒麟の翼







加賀恭一郎シリーズ第9作です。
相変わらず日本橋署の加賀です。


この話でもいとこの松宮とともに捜査をします。


青柳武明という55歳の男性が、ナイフで刺され亡くなります。
しかし容疑者はすぐ出てきます。


八島冬樹という26歳の人物が容疑者として浮上するのですが
交通事故に遭い、意識不明になります。

殺人事件があり、容疑者が意識不明になり、犯人が事実上
分かっている中で話は進んで行きます。


しかしそう簡単に話は終わりません。
この殺人事件には裏があります。


亡くなった青柳は生前していたことがあります。
それが謎を呼びます。


また容疑者の八島が本当に殺したのかどうか、という疑問が
ずっと残ります。


一旦は解決したと思われた殺人事件ですが、色々なことが徐々に
分かって来るので、捜査をさらに進めることになります。


この話もやはり家族の話になって行きます。
亡くなった青柳の家族、容疑者の八島の家族、また加賀の家族など
色々な家族の話が絡み合って行きます。


家族の話は東野さんの得意分野なので、東野さんらしい話が続きます。


また、最初には出てこなかった話が途中から出てくるので
ある程度読まないと話の全体図が見えません。


半分くらいは序章と思って下さい。
青柳の家族の話が本格化しないと、話の全体像が見えてきません。


この話は青柳の家族、というよりも青柳の息子が重要になってきます。
その息子の中学時代の話が大きなカギになってきます。


この話でも中学のことに触れているのですが、加賀は元中学教師です。
既に加賀の教師時代の話は「悪意」でも出て来ているのですが
ここでは中学教師時代の経験を生かしている、という感じになってきます。


加賀がある中学教師を責め立てる場面があります。
結構迫力がある場面です。
これは最後の方の大事なところで出て来ます。
加賀の凄さをしっかりと読んで下さい。



そして最後まで読んで行くと、タイトルの意味が分かります。
「麒麟の翼」とは何なのか、分かります。


青柳、青柳の息子が話の中心になって来るのですが、最初の方は
関係のない方に話が進みます。


しかし徐々に話が本題に入って行くので、本題に入るまで我慢して
読んで下さい。


家族を描いている東野さんらしい話です。


また加賀と父の話も少し出てきます。
加賀の父の3回忌があるのですが、それに関する話が所々出てきます。


この話の終わり方は、最後の方まで予想ができません。
簡単に言えば反省する、という形で終わりを見せます。


誰が何に対して、反省をするのか最後まで読んで下さい。


最後まで読まないと、本当に分からない話です。
最後までしっかりと読んで下さい。







加賀恭一郎シリーズ

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