東野圭吾 カッコウの卵は誰のもの







ウィンタースポーツ好きの東野さんらしく、ウィンタースポーツを取り上げた話です。
緋田宏昌(ひだひろまさ)、風美(かざみ)親子が中心の話です。

緋田宏昌は五輪に出場した経験を持つ元スキー選手です。
娘の風美もスキーをし、父譲りと言える才能を発揮し、幼いうちから好成績を収めて行きます。

しかしこの親子には大きな秘密があります。
スキー選手の話ですが、東野さんらしく、家族の話になります。


緋田宏昌の妻は、風美が2歳の時、自殺します。
育児ノイローゼと見られていますが、違います。
その自殺には大きな事実が隠されていました。

その事実を追い求める話が続きます。


実は緋田親子は血が繋がっていません。
父の宏昌はそのことを知っていますが、風美は知りません。

宏昌はこの事実をどう打ち明けるのか迷っていますが、実は宏昌も詳しいことは知らないままです。
風美が、誰の子なのか知らないのです。

宏昌は風美が生まれた時、まだ選手で欧州にいました。
風美の誕生について何も知りません。

宏昌が日本にいない時に、妻が風美を出産したらしいのですが、その裏で大きな事件が起こっていました。
実は風美は宏昌の子供ではなく、他人の子供なのです。



さらに、鳥越克哉、伸吾という親子も出てきます。
伸吾も才能があり、スキーをしています。
クロスカントリーの選手です。

この2人は親子ですが、伸吾の母親はいません。
伸吾が幼い時、他の男と駆け落ちしたということです。


伸吾と風美は同じ企業のスキー部に属しています。
しかし違うところで練習していることもあり、普段は顔を合わせません。

この2人は接点を持つことになりますが、鳥越親子も無視できない存在になってきます。



ある日、緋田宏昌の前に、上条伸行(かみじょうのぶゆき)という男性が現れます。
宏昌はすぐ分かります。

この人物こそ、風美の本当の父親であると。


宏昌と上条の対面はすぐ終わりますが、宏昌は風美の母親も知ることになります。
上条の妻が風美の母親になるはずですが、しかし話は簡単には行きません。


その後、上条はバスに乗っている時、大きな事故に遭い、意識不明の重体になってしまいます。
話がさらに複雑になってきました。

この事故で風美の実の父が亡くなるかもしれないのです。
宏昌は色々なことを考えます。

宏昌は風美の母親に会おうとしますが、なかなか会えません。
なぜなら上条の妻は風美の母ではなかったからです。


風美の母親は誰なのか、風美の出生にはどんな秘密があったのか、謎が深まるばかりで
その謎解きの話が進みます。


風美出生の謎が、全てです。

この謎を解かない限り、何も分かりません。


もちろん、最終的には全て分かります。
上条のバス事故も真実が分かります。

風美の母親も分かり、なぜ風美が緋田の娘になったのかも分かります。


最後は、何か一気に謎が解け、あっけなく話が終わる感じです。
東野さん得意の、最後の逆転となっていますが、人によっては物足らなさを感じると思います。

少しバタバタして、話は終わります。


緋田宏昌、風美親子、鳥越克哉、伸吾親子、上条、こういう人物がどう絡むのか、そして最後はどうなるのか
読んで行って下さい。








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