東野圭吾 放課後







東野圭吾さんのデビュー作です。
江戸川乱歩賞受賞作でもあります。

1985年発表の話で、やはりこの話から東野圭吾さんを読み始めると
良いと思います。


私立精華女子高等学校に勤める、前島というアーチェリー部の顧問であり
数学教師である男性が主人公の話です。

いわゆる学園モノですが、男性教師中心に話が進みます。
しかし女子高なので、当然ながら女子高生が多く出てきます。

その女子高で事件が起こります。



ある日、密室で男性教師が亡くなります。
その密室トリックを解いて行くのですが、さらにもう一人亡くなるという
事件が起こります。

体育祭の途中に、男性教師が亡くなりました。

学校内で2人の男性教師が亡くなったことになります。
もちろん殺人事件になります。


女子高での殺人事件ということで、女子高生が事件解決に乗り出します。

しかし無理矢理女子高生が活躍するようなことはありません。
女子高生も出てきますが、警察、そして前島が事件の謎を解いて行きます


女子高が舞台なので、容疑者も女子高生です。
また教師も容疑者になります。


この2つの殺人事件ですが、そのきっかけになることがありました。
そのきっかけがあり、2件の殺人事件があります。

きっかけは最後に分かり、真犯人も分かります。
密室の謎を解き、真犯人を追いつめるのは前島です。
警察ではありません。


高校教師が事件の謎を解くあたりが学園モノと言えます。


またこの主人公である前島も、事件に巻き込まれます。
前島にどういうことが起こるのかは最後で分かりますが
前島がどうなったのかまでは分かりません。

前島がどうなったのかまで書いて欲しかったと思います。


東野さんのデビュー作で、東野さんらしく最後の逆転があると
言える話です。

しかしまだデビュー作なので、最後の逆転もそれほどではないと言えます。


東野さんのデビュー作を読んで、東野ワールドを知って下さい。



なお、この話は東野さん自身の経験が生きています。

まず、当時の奥さんが女子高の非常勤講師だったので、女子高の
取材が楽だったことと、東野さん自身が理系でアーチェリー経験者だった
ということがあります。

東野さんの経験を踏まえた話です。
主人公の前島は東野さんと言えます。

東野さんを意識しながら読むと楽しめる話です。








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