ハートで感じる英文法 〜NHK 大西泰斗氏から英語を学ぶ〜 |
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【第8回目 some、anyの説明】
「some」「any」の違いを理解している人はそういないと思います。
「some」は肯定文、「any」は疑問文や否定文で使われると
丸暗記している人も多いと思います。
そんな丸暗記していると、大変なことになります。
「some」と「any」は違うものであり、肯定文や否定文で
使い方を分けるものではないのです。
例えば日常会話で
☆Do you need some help?
という英文があります。
困っている人を助けてあげる時、こう言って
声をかけてあげれば良いのですが、「some」が使われています。
疑問文なのですが「some」なのです。
これはこれで何の問題もありません。
さて、「some」ですが、これは「幾つかの」という意味ではなくて
ぼんやりと何かがある
ということになります。
はっきりとはしていないのだけれども、ぼんやりとしていて
何かがある、ということになります。
具体的に何があるのかはっきりしないけれども、何かがあることに
変わりはないのです。
何があるのかはっきりしない場合や、言いたくない、ぼかしたい時などに
使うものです。
さて
☆Do you need some help?
これですが「some」が使われているので、ぼんやりしていて
そこにある助け、という感じになります。
ぼんやりとしているのですが、助けがある、という感じに
なります。
そしてそれを必要としていますか? ということになっています。
つまり
☆「(ぼんやりとしている)助けが必要ですか?」
ということになります。
相手が困っているのですが、何に困っているのか不明です。
しかし何らかの助けは要るようなのです。
そこで、何か分からないけれども、助けは要りますか
ということを聞いているのです。
何か分からないけれども、助けが要る、ということで「some」なのです。
ぼんやりと何かがある、ということになります。
またこれは助けがあるという前提で質問しているので
助けようとしていることになります。
こういった場合はまず助けることになります。
一方
☆Do you need any help?
という場合もあります。
「any」の意味ですが「幾つかの」ではなくて
選択の自由
ということになります。
「anybody:誰でも」「anywhere:どこでも」というように、選択の
自由を与えていることになります。
色々あるものから自由に選ぶ、という感じになります。
そしてどれを選んでも良いのです。
10ある選択肢の内、どれを選んでも良いよ、という感じが
「any」となります。
さて
☆Do you need any help?
これですが、「any」が使われているので、どれを選んでも良いですよ
という感じになっています。
ぼんやりと何かがある、という感じではなくて、色々ある助けから
どれを選んでも良いですよ、ということになっています。
これは助けが要る、という前提で聞いていないので
ちょっと冷たい言い方になっています。
助けがいるなら、選んで、という感じでしょうか?
あまり助けようとしている感じはありません。
「some」は「何かがある」ということなので、助けが要る
という前提で聞いていますが、「any」は助けを選んで、ということになり
助けが要る、という前提にはなっていないのです。
ですから冷たい感じもあるのです。
日本語に訳すのは難しいのですが「any」が使われている場合は
そっけない感じです。
助けようとはしていない感じが出ています。
助けようと思うのならば
☆Do you need some help?
を使うことになります。
なお「any」は「どれでも」という感じなので、そういう意味を
出せる場合は、使っても良いのです。
そして疑問文や否定文で多く使われることになります。
「some」と「any」の基本を理解しておいてください。
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