東野圭吾 白銀ジャック







ウィンタースポーツ好きの東野さんらしく、スキー場を舞台にした話です。
スキー場経営の現状などが分かります。

スキー好きな人はよく話が分かると思いますが、スキー場に行かない人にとっては少し
読みづらいかもしれません。


またこの話を読む前に、「ちゃれんじ?」は読んでおいて下さい。


新月高原スキー場が舞台です。
年の瀬のある日、脅迫状が届きます。

爆弾をスキー場に埋めた、という内容です。
また金を要求し、細かい指示が犯人から送られてきます。

スキー場側は、警察には連絡せず、犯人の要求を飲むことになります。

ここからスピード感溢れる展開が続きます。


どうやって現金を受け渡すのか、犯人はどうやって現金を受け取るのか、駆け引きがありますが
犯人は上手くやってのけます。



犯人が誰なのか分かりません。
また目的が何なのかもよく分かりません。


1度目の現金受け渡しが成功すると、2度目の脅迫文が犯人から送られてきます。
またしても、現金の受け渡しの指示です。

犯人の指示通り動くと、爆弾をどこに埋めたのかヒントを犯人からもらえます。
しかしヒントだけで、スキー場のどこに埋めたのかまでは分かりません。


そして2度目の現金受け渡しも成功します。
犯人からさらに爆弾の場所のヒントが送られてきますが、具体的なことは依然不明のままです。


スキー場は普通に動いています。
色々な案がありましたが、警察には届けず、スキー場側だけで解決しようとしています。


やがて3度目の脅迫が届きます。
2度目の内容と少し異なる内容です。

スキー場側は三度その指示に従おうとします。


スキー場の関係者たちは何とか犯人を突き止めようとしますが、犯人が誰なのか分かりません。
しかし怪しい人物はいます。


その人物は、スキー場に恨みを持つ理由があります。
果たしてその人物が犯人なのでしょうか?


話は終わりに近づきますが、なかなか犯人が分かりません。
そして目的も分かりません。

3度目の指示通り動こうとしますが、ここから話は一気に終わりに向かって行きます。



もちろん最後には全て分かります。
真犯人は、そして目的は何なのか、全て分かります。

何かあっけない最後です。

これは裏の裏があるもので、首謀者は意外な人物でした。



さらには、最後にもう一つ逆転が用意されています。
最後の逆転は少し強引な感じもします。


話を引っ張っておいて、最後は盛り上がりに欠ける、という印象もあります。
東野さんがかなり力を入れて書いたと思われる話ですが、ウィンタースポーツ好きの人には
理解ができる部分が多いと思います。



しかしウィンタースポーツにそれほど興味がない人は、読み進めるのが少し難しいかもしれません。


東野さんは、かなりのウィンタースポーツ好きです。
そのことを知って読んで下さい。

東野さんのウィンタースポーツへの思い入れが伝わる話とも言えます。







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