東野圭吾 ゲームの名は誘拐







広告プランナー佐久間駿介は、いきなり仕事を断られてしまいます。
日星自動車副社長葛城勝俊によって、佐久間のプランは却下されてしまいました。

佐久間は葛城に直接問いただすため、田園調布の葛城邸へと向かいます。
そこで葛城邸から若い娘がひっそりと飛び出て来るのを目撃します。

佐久間はその娘を尾行し、声をかけ、捕まえることに成功します。
その娘は、葛城勝俊の長女で、樹理と言います。

ここから佐久間と樹理の狂言誘拐が始まります。


葛城に仕返しをしたい佐久間と、葛城家から家出をした樹理は思惑が一致し
樹理を誘拐したように見せかけ、葛城から金を奪おうとします。

まだネットが本格普及する前の話なので、少し時代を感じさせる内容です。
ネットだけで脅迫をし、身代金を要求して行きます。

佐久間と樹理は一緒になり、葛城から3億円を奪おうとします。


佐久間と樹理は行動を共にし、色々と対策を練ります。
狂言誘拐なので、ウソがばれてはなりません。

ウソがばれないように、細心の注意を払いながら葛城を脅迫して行きます。


ネットで佐久間たちと葛城はやり取りをします。
身代金3億円の受け渡しで、駆け引きがあります。

佐久間は常に警戒しながら、この狂言誘拐を成功させようとします。
佐久間は警察の動きをチェックしようとしますが、警察は不思議なことに動いていないようです。


佐久間は注意を払いながら、3億円の受け渡し方法などを指示し、上手く相手を
騙す動きで、見事3億円を手に入れます。

結構簡単に3億円を手にした感じです。


しかし事件はこれで終わりません。
ここからが本当の事件です。

狂言誘拐は成功したのですが、実は裏でもう一つ大きな事件が起こっていました。
実は佐久間と一緒に狂言誘拐をした樹理は別人だったのです。



樹理は樹理ではありませんでした。
別人が樹理になり済まし、佐久間と行動を共にしていました。

ニセモノの樹理は一体誰で、裏で何があったのかが最重要になります。


この事件には葛城家の家族事情が関わってきます。
葛城勝俊には離婚歴があり、2人の娘がいます。

この家族が上手く行っていません。
特に2人の娘は仲が良くありません。


葛城家の姉妹喧嘩が大きく影響してきます。
樹理は一体誰で、裏で何が起こっていたのかは最後に分かります。


狂言誘拐は実は利用されたものでした。
佐久間は利用されていたのです。

誰が何のために佐久間を利用し、狂言誘拐をさせていたのかは、最後まで読んで確かめて下さい。

東野さんらしく最後には大逆転が用意されています。







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