東野圭吾 同級生







デビュー作「放課後」に次ぐ学園モノです。
高校生が主役で、高校が舞台です。

また「魔球」と同じく野球の話も出てきます。
しかし中心は殺人事件になります。


修文館高校3年の宮前由希子が交通事故で亡くなります。
事故後、由希子は妊娠していたことが分かります。

妊娠の相手ですが、同じ学校の野球部の主将、西原壮一であることが分かります。
これは西原が自ら告白しました。


西原は由希子の事故の真相を知ろうとします。
この事故には裏がありました。

同じ高校の女性教師が近くにいたという目撃情報が得られます。
由希子はまた産婦人科に行っていたことも分かります。

その女性教師ですが、ほどなく誰なのか分かります。
学校では評判が悪い御崎藤江という古文の教師です。

西原は古文の授業中に、御崎を直接問い詰めます。
そしてそこで、由希子の妊娠の相手は自分だと他の生徒の前で言います。


御崎藤江は、由希子を助けなかったということで、生徒たちと
対立することになります。

御崎は孤立して行きます。
そして御崎は由希子の事故から3週間後、教室で亡くなります。

殺人のようで、教室内で亡くなっているところを生徒が発見しました。


御崎の事件があったことで、警察が動きます。
殺人事件として捜査を開始します。

容疑者は学校内にいるようで、西原に疑いの目が注がれます。
御崎の事件で一番怪しいのは西原です。

しかし真相はなかなか分かりません。


警察と高校生のやり取りが結構出てきますが、警察と高校生が結構
突っ込んだ話をして行きます。


また西原と亡くなった由希子の関係も大事になってきます。
実はこの2人は本当に恋人同士だったのか、という疑問が出てきます。
この2人の関係も大事になってきます。


なお西原には年の離れた妹、春美がいます。
この春美は心臓に病気を抱えており、この春美の病気も徐々に事件と
関わってきます。

東野さんらしく、最後には一つに繋がってきます。


由希子が事故で亡くなり、その事故現場にいた御崎藤江も亡くなりました。
そして西原と由希子の関係、さらには西原の妹の存在、とこういうものが
一つにまとまり、真相が分かってきます。


西原は謎を解こうと行動をしますが、警察が謎を解いて行きます。
高校生探偵ではないので、事件の解決はできません。
警察がしっかりと捜査をして、解明して行きます。



この話は、高校生の話ですが、家族の話と言えます。
西原の妹、春美の存在は常に大きいです。
東野さんらしい家族の話を読んで下さい。

またタイトルの同級生ですが、最後に意味が分かります。
単なる意味ではないことが分かります。




東野さんはこの話を書くのに苦労し、あとがきを書く気になったということです。
あとがきまで読んで下さい。







東野圭吾のページ