東野圭吾 毒笑小説







笑いシリーズ第2弾です。
12の話が収められている短編集です。
笑いなのですが、切ない話もあります。




誘拐天国




孫と遊びたい年寄りの願いを叶えるため、仲間の大金持ちが豪快に孫を誘拐するという話です。
信じられないくらいの大金持ちの話です。
桁違いなので笑えます。





エンジェル




謎の生物エンジェルの話です。
環境問題の話とも言えます。
少し気持ち悪い個所もありますが、放射能の話になっているので読んでみて下さい。




手作りマダム




主婦の近所付き合いの話です。
手作りマダムというタイトル通りです。
人に嫌がられていることに気がつかないマダムが主役です。




マニュアル警察




逮捕、捜査が完全マニュアル化されてしまっている警察の話です。
マニュアル通りしか動けないので、マニュアル以外のことが起こると上手く動けません。




ホームアローンじいさん




家に一人になった爺さんが、家電を動かそうとして苦戦をします。
家電を動かす理由が笑えます。
最新家電オンチの話です。




花婿人形




超お坊ちゃんの結婚の話です。
名家の息子が結婚をすることになったのですが、何から何まで母親の言いなりです。
母親がいないと何もできないおぼっちゃまです。

最後には笑える結末が用意されています。
こんな人間は実際にいると思います。




女流作家




ある人気女流作家が妊娠しました。
妊娠で休業となったのですが、復帰後、女流作家の様子がおかしくなりました。
何かあったのですが、何があったのかは分かりません。

この女流作家には夫がいますが、夫が何か知っていそうです。
この話は東野さんらしく理系の話が出てきます。
技術を生かした話です。




殺意取扱説明書




古本屋で偶然見つけた本の話です。
女性が主人公で、友人に殺意を抱いています。
友人を殺そうと考えますが、なかなか殺すまでには至りません。

これもマニュアルと言える話です。
殺意もマニュアル化されてしまいました。




つぐない




この話は笑いではありません。
切ない話で、少し感動もあります。
秘密」と似ている話です。

ある中年の男性がいきなりピアノを習い始めました。
これには大きな理由があります。

最初は笑いのつもりで書いた、ということですが、笑いとは全く違う話になっています。
最後には感動が待っています。




栄光の証言




ダメな中年男の話です。
中年男がある日、事件現場を目撃します。
その現場で殺人事件が起こったのですが、男は重要な目撃者となり、証言をします。

その証言が男にとっては栄光なのですが、実は証言内容と事実が一致しません。
ダメな男の寂しい話となっています。




本格推理関連グッズ鑑定ショー




これは天下一シリーズ「名探偵の掟」の続きです。
名探偵の掟」を読んでから読んで下さい。
真犯人が分かります。




誘拐電話網




子供もいない独身の男にある日誘拐電話がかかってきて
いきなり身代金を要求されます。

子供の親の代わりに金を払え、という無茶な要求です。

3者が身代金を払うなどあり得ませんが、この電話は裏があります。
そして電話を受けた男も次の行動を起こします。

電話網となっていますが、タイトル通りです。




巻末特別対談 京極夏彦 東野圭吾




この対談は重要と言えます。
笑いについての話ですが、裏話も読めます。

有名作家2人による対談です。
しっかりと読んで下さい。







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