東野圭吾 加賀恭一郎シリーズ 赤い指







加賀恭一郎シリーズ第7作です。
これは家族をテーマにしています。
東野さんらしい話です。


ある家族が中心です。
父、母、中学生の息子、そして父の母の4人家族です。
親子関係、介護問題が話の中心になってきます。


この4人は前原一家で、家族関係が上手く行っていません。
嫁姑の問題、息子と親の関係、そして年寄りの介護問題です。

よくありそうな問題を抱えている一家が事件の中心になります。


小学生の女の子が、前原家で亡くなります。
この女の子と前原一家は面識がありません。

どこから現れたのか分からなかったのですが、いずれにしても
知らない女の子が亡くなっています。

しかも誰かが殺したのです。
家の中で殺人が起こったのです。


これを知った妻の八重子は夫の昭夫に連絡し、何とか対策を講じようとします。
そして昭夫がこの女の子の遺体を近くの公園に捨てに行きます。

しかしこの女の子の遺体はすぐ発見され、殺人事件として捜査が
行われます。


もちろん加賀が登場なのですが、加賀のいとこである松宮も登場します。
加賀と松宮が事件の捜査をします。

松宮が加賀に付いて行き、捜査をするということになります。


加賀らしく、鋭い捜査で徐々に真相に迫って行きます。
前原一家が怪しいことに加賀は早い段階で気付きます。


しかし前原家の裏事情は知りません。
この家族は真実を隠しています。


この家族の真実、この家族の問題は色々と考えさせられます。
現代社会で問題になることを取り上げていると言えます。

家族に付いて考えることができる話です。
しっかりと読んで下さい。



また、この話では加賀と父親の関係も分かり、加賀の母親が
どうなったのかも分かります。


メインは殺人事件の解決ですが、加賀の親子関係も大事になる話です。


加賀と父親の関係もしっかりと読んで下さい。
男と男の関係という感じです。



この「赤い指」は「容疑者Xの献身」の直木賞受賞後書かれたもので
話題にもなりました。


家族を書いているので、多くの人にとって身近な話とも言えます。

個人的には最初読んだ時、それほど大きな感銘を受けなかったのですが
しばらく経ってから読み返してみて、大きく感動しました。


家族を考えることができる話です。
また、東野さんらしく最後の最後で大逆転があります。
この大逆転も、家族の問題と言えます。

この本で、親子関係、介護問題、嫁姑問題など色々と考えて下さい。







第8作「新参者」

加賀恭一郎シリーズ

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